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最初に知っておきたい大事なこと

どのカップルも赤ちゃんを授かることを願って治療をはじめます。すぐに妊娠に至るカップルもいれば、なかなか妊娠できないカップルもいます。
治療を続けていく中で焦りや不安が高まったり、家族や友人が理解を示してくれず、余計に気持ちが沈んでしまったりすることもあるかもしれません。

最初に知っておきたい大事なこと

不妊治療をはじめる前に、二人で治療方針やいつまで治療を続けるのか、治療後の生活などについて話しておくとよいでしょう。

不妊治療による妊娠率

米国では、不妊はカップルおよそ5組に1組の割合でみられます。結婚し子供をもつ年齢が遅くなってきているのが、不妊の増えている理由です。しかし、1年間妊娠しようと努めてうまくいかなかったカップルのうち60%近くは、治療を受けて、あるいは特に治療を受けなくても、最終的には妊娠に至っています。

不妊治療による流産率

日産婦学会への登録によれば2009年に 体外受精顕微授精 など、 新鮮胚移植 により 胎嚢 が確認された臨床妊娠例14,221例のうち24.7%が妊娠22週未満での自然流産に終わっています。一方、自然妊娠における流産の確率は約15%と言われています。 また、諸外国の登録成績およびわが国の成績のいずれにおいても加齢に伴う流産率の増加が明らかであり、特に40歳以上では30〜50%とかなりの高率になっています。
<引用>平成22年度倫理委員会登録・調査小委員会報告 日本産科婦人科学会誌 2011;63(9):552-582

不妊治療による多胎率

不妊治療による多胎率

自然妊娠による多胎(双胎)率は0.5〜2%であるといわれています。一方、不妊治療における多胎率は 人工授精 :2〜5%、 排卵誘発剤 の副作用: クロミフェン 約5%、 ゴナドトロピン 約20%と高い数字になっています。体外受精では子宮に戻す の個数は、 多胎妊娠 を予防する目的からガイドラインで「移植する胚は原則として単一とする。ただし、35歳以上の女性、または2回以上続けて妊娠不成立であった女性については、2胚移植を許容する。」と定められ、2007年の13.4%から2009年には 新鮮胚移植 で5.9%と減少しており、今後も技術の進歩とともに減少していくことが期待されています。


コラム:養子縁組 養子縁組

不妊治療をして、子供を授からなかったカップルの中には、親のいない子供を引き取ってわが子として育てるという選択をする人もいます。 養子を迎える場合、婿養子や再婚などの際に行う普通養子縁組、実親の同意や年齢など細かな基準が設けられている特別養子縁組、親のいない子供を預かって一定期間育てる里親制度などがあります。

海外では、有名な俳優カップルが里親となり子供を育てていることを耳にしたことがあると思いますが、日本ではまだあまり盛んではありません。
しかし、世界では社会貢献活動のひとつとして積極的に行われている国もあります。

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