治療![]() 検査が終了した段階で、お二人になぜ子どもができないのか、説明を受けることになるでしょう。けれども、あらゆる検査を行っても、説明がつかないこともあります(機能性不妊=原因不明不妊)。あなたの主治医は、それまでにわかったことと女性の年齢、不妊期間などに応じて、お二人の希望に応じた治療計画を立ててくれるはずです。 この章では、これからあなたが受けることになるかも知れない不妊治療について述べます。ただし、検査が終了したら、すぐに治療をはじめなくてはならないということではありません。大切なのは、あなたが自然に妊娠する確率に比べて、不妊治療を受けた場合、どの程度、妊娠率が高くなるのかという点でしょう。 この章では、現在行われている不妊治療について述べていきます。薬物療法、妊娠する確率を高めるための手術療法、生殖補助医療(ART/アート)について、それぞれの相違点をあげます。また、そのほかの重要な選択肢として、積極的な不妊治療をはじめる前に、いわゆる待機療法(自然妊娠を期待する方法)を、もうしばらく続けてみるというやり方もあるのです。 待機療法 診察や検査の結果、カップルとして、妊娠するための大きな問題が見つからなかった場合、しばらくの間様子をみて、自然妊娠を待つよう助言されるでしょう。これを、「待機療法」と呼びます。この選択肢が、おすすめできるかどうかは、女性の年齢と子どもをもうけようと積極的にチャレンジした期間にかかっています。不妊治療を受けることをおすすめできるのは、こうした「成り行きを見守る」方法よりも、治療を受けたほうが妊娠できる可能性が高くなりそうな場合のみです。 最初に、待機療法は、気がすすまないと考えるカップルもいることでしょう。けれども、妊娠しようという積極的な試みをすることは、チャンスを最大にします。また、不妊治療を受けたからといって妊娠すると保証されたわけではありません。さらには、不妊治療そのものに副作用とリスクがあることを考えると、ほとんどのカップルは待機療法の意義を理解できるでしょう。どの治療にもいえることですが、求めている結果とそれにともなう副作用やリスクをいつでも比較検討する必要があるのです。 |